スマホ依存はリスクと隣り合わせ

iOSのアップデートに失敗し、電源さえ入らぬ文鎮と化してしまった。

機械なのだから故障したり不具合が出るのは当たり前なのだが、他の多くのデバイスや機械やインフラと同様、普段はその可能性を真剣に考えることが少ない。

しかし、スマホが動かないリスクは、他のものに比べかなり大きい。まず、スマホは電池駆動なので、電池がなくなるだけでどういう状態になるのか。

かつて街じゅうのあちこちにあった公衆電話はほとんど見かけなくなった。

公衆電話がひとつあれば窮地から脱することも出来たのに、というケースは意外と多いだろう。思えばずいぶん危険な世の中になったものだ。

電池がなくなる以外に、落とした、盗まれた、故障した、水没した・・・いくらでもリスク要因があるのに、普段は気にもかけないのでいざとなると慌てる。

そこでスマホが使えない場合の代替手段を考える。

PC(Mac)のメッセンジャーでテキストを送る

ただしこれは相手がスマホの場合のみ有効

実は絶滅していない公衆電話を探す

こんな便利なマップがあった

http://service.geospace.jp/ptd-ntteast/PublicTelSite/MapPage/?sp=1&lat=35.696425&lon=139.756506

まだ見捨てられたわけではないのかと、変に感心してしまった。しかし、スマホ自体つかえない状況だとこのマップ自体見れない。

繁華街ならネットカフェに駆け込めるが・・・

PCからLINEなどSNSを使う

Facebookはもちろんだが、PCからはLINEなどSNSも使える。アカウント情報を忘れたりしなければここから連絡をすることも可能。

しかしながら・・・SNSでの連絡というのは割とどうでも良い内容が多かったりする。

そしてこの場合もネット回線とPCが必要。ある意味ネットカフェ最強である。

懐かしのSkype Outの出番

今でもバリバリ使う人はいるのだろうか?Skypeから一般電話と通話することのできるSkypeOut。

クレジットは必要だが、知人以外の、お問い合わせ窓口などにコールしたい時、意外と頼れる機能だ。

なぜ知人以外かというと、発信元番号が怪しくなって、かけても出てくれない可能性が高いし、出てくれても怪訝そうな声を聞くハメになる。最悪オレオレ詐欺と思われるかもしれない。

もちろん、このソリューションにはWIFIとPCもしくは代替デバイスが必要。

こうしてみると、大事なのはスマホでなく、ネット回線とPCなのだという気もしてくる。とにかくこの二つさえあれば、仕事は進められる。

スマホの動作確認ができないのが痛いが、まあインスペクタやシミュレーターで問題ないだろう。

こうしてみると、電話がつながらないのは緊急時のことを考えると若干不安感がつきまとうが、本当のところスマホが使えなくて困っているのか?と聞かれると、まああったものがないのは寂しいかなという程度(今のところ)

一般的な日本人にとっては携帯とLINEが使えなくなったらパニック状態になると思うが、悲しいかな私はその範疇に属していない。

携帯は相手と「着いたら連絡してください」という取り決めをしてしまうと必須だが、使えないと分かっていればそんな取り決めはせず、何時、どこの前で、そして必要に応じ自分を識別する目印を伝えておくという昔ながらの方法を取れば良い。こういう約束をしてしまってから失ってしまうとあたふたするが、メールやSNSの代替連絡方法がないことは稀だろう。

その他日常では、SBショップの店員さんに笑われるくらい通話は使っていない。仕事もメール、Skypeが中心。

LINEは・・・・決して連絡を取ることのない知り合いをただただリストに付け加えるだけ、おっと自分が管理しているグループがあったか・・・これはちょっとまずいかも知れないが、他のメンバーに代筆を頼めば良いレベルだし。

無ければ無いで・・・良いんじゃ無い?

そんな気も少しはしてきた。

ただ、自分はフリップ携帯などとは違い、スマホには並々ならぬ愛着を持って来たというのは事実。スマホは携帯と違い、久々にツボにはまったデバイスだった。それはあの使えないiPhone3Gを手に入れ、ガラケーと決別した時に始まった。

タブレットもさほどではなかった(後に音楽デバイスとしての有用性に気づいたのだが)ガラケーはもう衰退して本当にせいせいしたクチである。

しばらくデトックスも兼ね、アップルの長ったらしいサポート手続きの間はノンスマホ・ライフの開放感を楽しみ、それからまたこの「腐れ縁」に戻っていくのも悪くはない。

それもこれも10.2が「スクショ音が消せる!」というニュースを聞いて勢いこんでアップデートしたのが発端だったのだが・・・

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