少しでもデザインの生産性を上げたいと思っている自分に取っては、PIEは大注目だ
。これがあると、Photoshopなどで行なっていたグラデーションや陰などの装飾がCSS3の記述で行なえ、しかもIE6まで対応する。
ただ、落とし穴がある。これを読み込むためのファイルパスの書き方にクセがあり、もちろん読めない事には何の効果も出ない。
結論から言うと「絶対パス」で記述する。
ただし、これはFTPなどで表示されるルートとは異なり、「ドメインルート」というのがポイント。つまり自分のサイトが
http://mydomain.com/hoge/
に置かれていたとしたら、HTCのパスは例えばこうなる。
/hoge/PIE/PIE.htc
確かにFTP上のルートは、アカウントごとにそれぞれ違う場合が有るので、大した意味は無い。
ここで、http://を付けてみたり、内部パスを記述してみたりしても、アウト。
相対パスも可能だが、適用される要素はどの階層に来るかも分からないので、あまり有用ではないだろう。
かねてより、Webデザインはベクターベースが良いと思っていたが、300dpiを超えるスマホのディスプレイに対応することを考えると、CSS3の需要はますます高まっている。1ピクセルが可視出来ない状況ではPhotoshopで何もかもデザインするのは厳しくなるだろう。どっちかというと、自分の苦手なイラレの出番が増えて来るのではないか。
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