下北沢で安メシを追求する(1)タイ料理「バイン・キラオ」

何度も言うが私はケチだ。

下北沢は決して物価の高いエリアではないと思うが、外食となるとケチには少し辛い環境だ。

飲み屋さんはいくらでもあるのだが、そもそも食事だけできる所はそれほどなく、カレー、ラーメンその他外食チェーンに偏っている。

これは困る。定食屋なんてものは、無いではないがちょっとイメージが違う所しかない。何というか変に小洒落ているし、値段もそれなり。そして夜はどことなく飲まされるプレッシャーを感じる。メシと一緒にいただくビールは美味いが、ケチにとっては500円,600円の生を毎回強要されてはケチでいる意味がなくなる。

ところが、数少ないが、あるにはある。ワンコインランチにありつけるお店が。

真っ先に思いつくのがタイ料理「バイン・キラオ」。結構駅近の繁華街沿いで２階にある。

雰囲気はタイ屋台の雰囲気そのもの。店員は日本化したタイ人か、その逆かちょっと判別できなかったが基本厨房はタイ人だろう。

ここはなんと、ランチを500円税込み〜で提供している。

一番安いのがパッタイ・ランチとエビチャーハン・ランチでそれぞれ500円。その他日本人に人気のトムヤムクンラーメンなどもあって、600円から700円。

ドリンクをプッシュしてくることもなく、真のワンコインランチである。そのため、休日は大賑わいだ。

最低価格にこだわるなら、パッタイよりもエビチャーハンを選びたい。なぜかというと以前入った時パッタイの味付けがケチャップ味がして少々雑な印象を持ったからだ。しかしエビチャーハンの味付けは悪くない。難を言えばタイライスがモチ米のようになっていて、他のタイ料理店のようにパラパラになっているともっと良かった。

ボリュームはちょっと少ないと思ったが、文句は言えない。そもそもタイ料理のランチはボリュームが軽めのものが多い。

ここは妙に小洒落ていなく、正直な感じの運営が自分には合っていると思った。

他に安メシを追求できるところはあるだろうか？とりあえずチェーン店を除いて。

500円でボリューミーなピザを提供するCONAとか（ここはドリンクをオーダーしないのはちょっと勇気がいるが）。うどんの梅窓も、素うどんならワンコインで行けるかな。

あった。台湾料理の地下の「モエツカレー」だ。ここは質も申し分ない、正真正銘の「日本のインドカレー」。これを次回の誰も読まないレポート笑にしようか。